https://youtu.be/RdGBB3g4aJc
国民民主党は自身を「提案型野党」と称している
これは与党に対し、対決や批判を極力避け、協力路線を取り、解決策や必要な法案を提示する野党を指すとされる
一時期、立憲民主党もこの提案型野党路線を取ったが、2022年参院選の総括でこれを撤回した
果たして、この提案型野党というのは妥当な路線であろうか
前述の通り、提案型野党は独自の法案提出がキーとなる まず立法の仕組みについて触れたい
立法には内閣立法と議員立法があり、内閣立法が内閣が完了に提案させ国会に提出するもので議員立法は国会議員自らが国会に提出するものである
野党が立法しようと思えば、当然議員立法となる
提出するにも制限がある
予算を伴わないものでは、衆議院では20人以上、参議院では10人以上の賛成が必要である
予算が伴う場合では衆議院は50人以上、参議院では20人以上の賛成者が必要だ
踏み込んだ法案であれば当然予算が必要な場合が多い
現状(2022年8月時点)単独の野党で予算を伴う議員立法が可能なのは、立憲民主党のみである(衆97人、参45人)
また法案の作成自体難易度は高い
既存の関連法との整合性、法律の体裁や用語に至るまで法案作成のハードルは高い
一応法制局のサポートを受けられるが、内閣立法に比べサポートは点で少ないと言える
提出するまででもかなり条件は厳しい

(続く)