子どもキリコ「綺羅星(きらほしのごとく)」に 輪島の会館に展示
輪島キリコ会館(輪島市マリンタウン)で二十一日、正面の大書き(吉祥(きっしょう)文字)を公募した「子どもキリコ」一基の展示が始まった。
市内外から二十二件の応募があり、最優秀賞の宮脇悦子さん(61)=同市河井町=が提案した「綺羅星(きらほしのごとく)」の三文字が、高さ二メートルのキリコにあしらわれた。
大書きは氏神様への感謝や祈りをささげるもので、コロナ禍で各地の祭りが中止となる中、同館がキリコに希望を託そうと初めて募集。宮脇さんは「綺羅は美しい絹の衣装のこと。
子どもたちが思い思いの姿で個性を輝かせ、人生を歩むようにと願いを込めた」と語り、お披露目を見守った。
県観光スペシャルガイドの藤平朝雄さんや竹中正治同館長、市観光課の職員らが審査。
宮脇さんの言葉は「昔ながらの言葉が多く集まった中、新しさや子どもたちの未来を思わせる」と評価された。
竹中館長は「キリコにはその時代に合った願いが記されてきた。ぜひ吉祥文字にも関心を持ってほしい」と話した。
展示は来年三月まで。来年も同時期に吉祥文字を募集予定
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