「国葬を実施したら次は岸田だ」とツイートし逮捕…SNSでの権力批判も行き過ぎは禁物【「表と裏」の法律知識】
8/28(日) 9:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e05d2ebe8cbb3b0a4cc5b36988067a51c465ae80

 安倍元首相の事件後、旧統一教会の問題がフォーカスされていますが、もう一つ、是非が大きな議論となっているのが安倍元首相の国葬。マスメディアだけでなく、SNSでも意見発信や議論がなされています。

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 しかし、ネット上の発言の注目度を上げる目的でなされた単なるツイートであっても、その発言の内容が行き過ぎると、当然刑事事件にもなってしまいます。

 今月24日、千葉県の男性が行った政権批判ともとれるツイートが偽計業務妨害罪にあたるとして書類送検されたという報道がなされました。被疑者の男性は「もし国葬を実施したら次は岸田だ。手作り銃をそろそろ作り始めてください。練習するときは国会議員でいい。安倍晋三の国葬に反対します」などとツイートしたとのことです。

 このツイートは、国葬反対の体裁でなされたものではありますが、その内容は安倍元首相を死亡させたのと同様の手作り銃を作り、岸田首相を狙撃するようあおる内容ですし、さらにその練習台として他の国会議員への狙撃をもあおる内容となっています。現に被疑者も「手製拳銃を作れる人に対するあおりの意味で投稿した」旨を認めています。