男性はこの海岸を「北の漂着物の名所」と呼び、定期的に訪れては漂着物を確認する。
以前は大量のペットボトルが漂着していたためだ。
しかし、今回は炎天下に1時間以上、海岸を歩いたが、見つかった北朝鮮のペットボトルは結局2本だけだった。
「やはり、新型コロナウイルスの感染拡大前に比べると、激減している」。汗をぬぐいながら、男性は話した。
■コロナ禍の鎖国影響か
令和2年の冬から、ぱったりと減少しだした。
前年12月に、中国で新型コロナウイルスが確認され、この年の1月から、北朝鮮は陸路・海路とも他国との行き来を中止。
貿易も止まったとされる。
「ペットボトル用の樹脂も入ってこず、製造のしようがなくなったのだろう」と男性は言う。
現在では、半日かけて島後の海岸をめぐっても、コンビニの買い物袋1つにも満たない量しか収集できない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/677262b5e832f6ecdf243074f3d0876db7a617a0