中国の軍事的脅威が低下 ウクライナ侵攻で露兵器の弱さ露呈
https://vpoint.jp/world/china/220294.html
●主役から脇役へ
ロシアがウクライナに侵攻してから、外交の主役はロシアとウクライナになった。中国と北朝鮮の存在は低下し、北朝鮮が弾道ミサイルを何度発射しても脇役にもなれない。中国は武漢ウイルス・パンデミックから存在感が低下。覇権拡大は武漢ウイルスにより頓挫し、貿易も低下して苦しい立場になった。
武漢ウイルス・ワクチンができたはずだが、中国は今になってもロックダウンを実行。これでは国での生産は安定しないので、工場を他国へ移転する企業が増加。中国は世界の工場ではなくなり、主役から脇役への立場に落ちた。
ロシアによるウクライナ侵攻は、中国の一帯一路を遮断し、中国が世界の工場として機能しないことを示してしまった。すると中国は南シナ海・太平洋での軍事行動を活発化させ、台湾侵攻を臭わせて恫喝するようになった。
●大きく見せる中国の本音
中国から見れば、台湾が独立すれば中国は戦争を開始する。中国は台湾を中国の一部と見ており、台湾独立を支援する国も敵と見なしている。だがアメリカが台湾への軍事支援を増加させるようになったので、台湾軍の軍事力の向上を止められない。
■台湾めぐり「戦争ためらわない」 中国国防相、米長官に警告
https://www.afpbb.com/articles/-/3409286?cx_part=related_yahoo
中国が恫喝する理由は、人民解放軍の兵器の弱さがあるからだ。ウクライナ侵攻でロシア軍の兵器は、欧米軍の兵器に対して弱いことが明らかになった。特にロシア製戦車は湾岸戦争の時に知られていたが、砲弾が誘爆して砲塔が吹き飛ぶジャック・イン・ザ・ボックスになる。
湾岸戦争時は輸出仕様のモンキーモデルで誤魔化せたが、ウクライナ侵攻は本国仕様もジャック・イン・ザ・ボックスであることを宣伝した。これでロシア製兵器は生存性が低いし、性能も悪いことが明らかになり、採用した軍隊は脅威度を下げてしまう。
ならばロシア製兵器を採用した人民解放軍はどうなる?
人民解放軍で独自改修を行ったとしても根本的な問題を解決しない。ならばロシア軍戦車を撃破した対戦車兵器を保有する軍隊は人民解放軍との戦闘を恐れない。それよりも安心して自軍の兵器を使える。仮想敵国が人民解放軍を恐れないと困るのが現実。そこで戦争を売り付けて中国が怖い国だと思わせたいのだ。