秋の味覚 梨の出荷作業始まる

県内一の梨の産地として知られる蔵王町で、今シーズンの出荷作業が始まりました。

蔵王町は、水はけのいい土壌を生かした果物の生産が盛んで、70軒ほどの農家がさまざまな種類の梨を栽培し、毎年1000トン以上を全国に出荷する県内一の梨の産地となっています。
29日は、地元の選果場に生産者や農協の職員など、およそ50人が集まって、今シーズンの作業の安全を願う神事を行いました。
このあと、運び込まれた「幸水」という品種の梨について、光センサーを使って実の大きさや糖度を測ったあと、手作業で1つ1つ箱に詰めていきました。
JAみやぎ仙南なし部会の齋藤秀俊部会長は、「ことしの夏は晴れと雨が繰り返されたメリハリのある天気だったので、例年よりみずみずしくて糖度が高い、おいしい梨ができています。多くの人に味わってもらいたい」と話していました。
蔵王町の梨の出荷は、「幸水」に続いて「豊水」や「あきづき」などと品種を変えながら10月いっぱい続く見込みで、仙台市内や関東方面を中心に出荷されるということです。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20220829/6000020727.html