在日コリアンの人たちが住む京都府宇治市のウトロ地区。去年8月、放火の被害にあいました。火をつけた罪に問われている男は、『住民が不法占拠している』と主張します。今も地区に住む人たちの思いを取材しました。
京都府・宇治市にあるウトロ地区。2.1ヘクタールの土地に、現在、約90人が暮らしています。
地区の一角に、焼け焦げた建物の残骸があります。去年8月、放火され、空き家を含む7棟が全焼しました。

火元になったのは、町内会長の山本源晙(61)さんが、子どものころ、家族8人で暮らしていた家でした。
「ここに玄関の土間があって、ここに台所があったんですわ。2畳か3畳くらいの板間が奥にあって」「廃材を集めてきたりとか、できるだけコストを安く、仲間うちで建てたみたいな感じですね。」

手狭になったことで、山本さんが小学校の頃に家族は引っ越し、その後は、地区の倉庫として使われていました。
(町内会長の山本源晙さん)「大事なものが一瞬で無くなってしまう。火事は恐ろしい。したらいけない行為ですね、放火なんか。」
 他にも7棟のうち、2棟には人が住んでいました。放火された倉庫の隣に住んでいた家族は全員無事でしたが、飼っていた犬が死んでしまいました。

「どちらも事実として認めさせていただきます。間違いありません。」
 ウトロ地区の7棟に放火した罪に問われているのは、有本匠吾被告(23)。名古屋や奈良にある在日韓国人の団体の建物や、学校にも火を付けた罪に問われています。
今年5月の初公判で、起訴内容をすべて認めました。その後の被告人質問で、放火した目的を問われると・・・
(有本被告)「日本に在住している、していないにかかわらず、韓国人に敵対感情がありました。」「ニュースで取り上げられて、皆さんに考えていただこうと思いました。」
 在日コリアンに“敵対感情”があったという有本被告。ウトロ地区を狙った理由は・・・。

(以下ソース)
【ABC特集】“ヘイトクライム”で放火された街 京都・ウトロ地区 23歳の被告が言う「不法占拠」とは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/04a77bc4fce04db8558052ed821d219166345e1f