ベネズエラでは、身代金目的の誘拐や「短時間誘拐」(被害者を一時的に拘束し、被害者の自宅に侵入してその金品を強奪するなどした後、解放するもの)が多発しており、特に、カラカス首都圏において顕著に発生しています。
2021年の誘拐発生件数は、被害届が提出されたものは43件であり、2020年と比較して、全国での発生は減少していますが、ベネズエラでは、警察官が、誘拐犯と共謀している場合が多いほか、身代金を支払うことは違法となるため、被害者の親族等は、被害者の生命を優先させ、被害届を出さないのが実情です。昨今の手口は、誘拐して、自宅や銀行ATMへ連れて行き、金銭や所持金を奪った後、即解放する短時間誘拐が発生の大半を占めています。
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