元首相銃撃動画がトラウマに、不用意な「ながら見」の危険性

自民党の安倍晋三元首相の銃撃事件を巡っては、轟音(ごうおん)を上げる発砲シーンや元首相が崩れ落ちる衝撃的な
動画が交流サイト(SNS)上にあふれ、映像に繰り返し触れる中で心身に不調をきたす人も出ている。
特に注意が必要なのは、成長期の子供や過去に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を経験した人たち。
どう対応すればいいのか、専門家に聞いた。

女性会社員(39)銃撃事件翌日の土曜日、自宅でSNSやテレビを眺めていると事件の映像がひっきりなしに流れ、次第に気持ちがめいった。

影響は大人に限らない。大阪市に住む小学5年の女児(10)は、自宅で1人でいるときに銃撃動画を繰り返し見てしまった。
それ以降、事件を連想させる言葉に過敏に反応。女児にとって、
元首相はテレビで見慣れた〝親戚〟のような存在だったようだ。母親に「悲しい」とぽつりとこぼした。

https://www.iza.ne.jp/article/20220712-EQPLBULYFVIR5APKTNFB22S3JA/photo/O3MDE5YNKZMITNJZLWX4D6R7EE/