2014年7月、ウクライナ東部の上空で、オランダ発マレーシア行きのマレーシア航空17便(MH17便)が撃墜され、乗客・乗員298名全員が死亡した。犠牲者の国籍は10ヵ国にも及び、なかでもオランダがいちばん多かった。
 事故が起きたのはロシアの支援を受ける親ロシア派武装勢力が支配するウクライナ東部だった。その年の3月から、ロシアによるクリミア半島への侵攻により、緊迫状態が続いているウクライナ。事故は親ロシア派の武装勢力による仕業か、それともウクライナ軍の仕業なのか、激しい論争が起きていた。
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