スパイの「手口」、企業に積極提供 情報流出防止に重点、摘発と両輪―経済安保で転換・警視庁

先端技術の情報流出を防ぐため、警視庁公安部が国内の企業にスパイの「手口」を伝える活動を強化している。経済安全保障対策の一環で、昨年はロシアのスパイが接触した企業に注意を促し、情報流出を防いだ。

摘発前に企業に通報し、漏えい防止するのは異例だが、同庁幹部は「マインドが変わってきた」と強調。今後も摘発との両輪で進める考えで、警察のスパイ対策は転換点を迎えている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022083000103&g=eco