茨城で何が? 県立中高一貫校が続々 教育現場に飛び込む元官僚も

全国で公立中高一貫校が増え続けている。特に茨城県では、この3年間で県立中高一貫校が10校誕生して計18校になり、注目を集めている。県のねらいは何か。(編集委員・宮坂麻子)
茨城県では今春、中高一貫の県立2校が開校した。県内にある県立中高一貫校は、全員が6年間学ぶ「中等教育学校」が3校、同じ設置者が中学・高校を併設する「併設型」が10校。このほかに、市立中と県立高の「連携型」も1校ある。
その中で、今年度入試の志願倍率が最高だった水戸第一高校付属中学校。今月、中1の教室を訪ねると、習熟度別の数学の授業が行われていた。
生徒は1人1台のノートパソコンを机の上に置き、教科書は開かず画面に表示された問題に取り組む生徒もいれば、自分や友達のノートの画像などを見ながら教員の解説を聞く生徒もいる。
水戸城本丸跡にある伝統校に付属中学が開校したのは、昨春のことだ。1期生の志願倍率は6・5倍、2期生は8・9倍だった。60分授業で数学と英語は先取り学習し、定期試験の代わりに単元テストを実施。探究活動、プロジェクト学習、海外研修などを通し、グローバルな世界へはばたく生徒を育てるという。
すでに県内には連携型の小瀬(現在は常陸大宮市立明峰中と連携)、中等教育学校の並木、古河、併設型の日立第一の4校があったが、20年度に太田第一、鉾田第一、鹿島、竜ヶ崎第一、下館第一、21年度に水戸第一、土浦第一、勝田、22年度に水海道第一、下妻第一が一貫化され、新たに10校(勝田のみ中等教育学校、そのほかは併設型)を加え、計18校が中高一貫となるのだ。なぜ、ここまで大胆に中高一貫校を増やすのか。

「将来的には高校受験は廃止する方向で」
東大や医学部合格者が急増した学校も
 国立の茨城大教育学部付属中…

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