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突然の宣告…ステージ4のスキルス胃がんと闘う高校教師 困難な環境でも「必ずできることがある」

突然のガン宣告
静岡県牧之原市に住む榛葉達也(しんば・たつや)さん(31)。
はつらつとした姿の裏側に、過酷な現実を背負っていることをどれくらいの人が想像できるだろうか。

2022年2月、榛葉さんはガンを患っていることを告げられた。それも、治癒が困難といわれるステージ4のスキルス胃がんだ。

剣道に励み、目標の教師に 自分にも生徒にも厳しく
幼い頃から剣道に打ち込んできた榛葉さん。榛原高校時代には、キャプテンとして、チームを13年ぶりのインターハイに導いた。

より高いレベルで剣道をするため、そして目標としていた教員免許を取得するため、筑波大学に進学。

卒業後は吉原工業高校の体育の教師として、そして剣道部の顧問として、8年間生徒たちと向き合ってきた。

最初に体の異変を感じたのは2021年の春先。胸やけのような症状を覚え、さらに夏頃には胃に強い痛みが出たため、勤務先近くの病院へ。
冗談混じりに「胃ガンではないか?」と尋ねたが直近の健康診断は良好で、持病もないことなどから、医師には「その可能性は極めて低い」と言われ、精密検査を受けることも、病院に行くこともなかった。