29日午後、静岡県富士市で、サルを捕獲しようとした市の委託業者が誤って麻酔銃を発射させ、近くにいた女性に矢が刺さりました。女性は命に別条ないということです。
富士市によりますと、29日午後3時ごろ、JR富士川駅の近くでニホンザルの目撃情報があり、捕獲しようとした市の委託業者が誤って麻酔銃の矢を発射させ、目撃情報を伝えにきた女性の左腕に刺さりました。委託業者が麻酔銃の銃身にテーピングしている際、誤って引き金に触れたということです。
矢が刺さった女性は病院に搬送され、一時、麻酔の影響で意識がない状態となりましたが、その後回復し、夜のうちに帰宅したということです。
富士市の小長井市長は「大変遺憾であり、被害にあわれた方に心からおわび申し上げます。委託事業者の安全管理の不備が大きな原因と言わざるを得ない」とコメントしました。
富士市では毎日のようにサルが住宅地に出没しているため、市では、今後も十分な安全対策を講じた上でわなや麻酔銃による捕獲を行うと話しています。
サル捕獲用“麻酔銃”誤射 女性に矢刺さり一時意識なく…市長「安全管理の不備が大きな原因」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc87b202208a962bedc3b085dc2c727e3522274a