本当に「女性の仕事が奪われた」という事になるのだろうか?
ところが、この判断に対してネット上では「フェミが女の仕事を奪った」と騒いでいる人たちがいる。
彼らによると、ビール会社はフェミにクレームを入れられたり騙された被害者であり、キャンペーンガール廃止という変化を「フェミによる不当な主張の結果」として認識しているようだ。
ビール会社自身が廃止を判断している以上、その判断がすべてであり正当も不当もないと思うのだが、彼らはなぜそのような主張をしているのだろうか。
同じようなネットでの主張には他にもあって、2018年にF1がグリッドガールの廃止を決定したときも、それに対して「レースクイーンの仕事をフェミが奪った!」と騒ぎ立てる人たちがいた。
ちなみに、廃止されたのはF1主催側が開催地で雇い入れるグリッドガールであり、日本のSuperGTなどで活躍しているようなチームに帯同してアピールを行うレースクイーンとは違う仕事だし、そもそもF1にレースクイーンはいないのだが、ネットではその多くが「レースクイーンが廃止された」と騒いでいた。
だがそれらは本当に「女性の仕事が奪われた」という事になるのだろうか?
確かにキャンペーンガールが廃止されたことによって、その仕事が減ったことは間違いが無い。そしてその原因は女性が仕事帰りに居酒屋などでお酒などを飲むのが珍しくなくなったこと、すなわち社会進出であり、確かにそれを促進したフェミニズムのせいなのかも知れない。
ただよく考えてみて欲しい。キャンペーンガールは1年に数人という世界だ。グリッドガールも1レースに20数人の仕事である。
確かにモデルの登竜門としてはキャンペーンガールなどの仕事は重要だろう。しかしその一方でモデルをしているわけでもない大半の女性にとってはまったく無関係だ。
一方で、女性が居酒屋などでお酒を飲んでも当たり前と言える社会は大半の女性が男性と等しく扱われるようになったという証でもあり、こちらの方がよほど重要なのである。
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https://gendai.media/articles/-/99103