子会社バスに“あおり運転” 長崎県営バス運転手 停職6カ月の懲戒処分
2022/09/01

 長崎県交通局(県営バス)は31日、路線バスで前を走っていた子会社「県央バス」の路線バスに対し、車間距離を詰めるなど不適切な運転をしたとして、矢上営業所の男性運転手(55)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付。
 同局によると、3月7日午後、諫早市飯盛町の片側1車線の県道で、約2キロ約6分間、車間を3~5メートルに詰めたり、対向車線に5回はみ出しながらパッシング2回、クラクションを1回鳴らした。信号停車時にはバスを降りて前のバスの30代男性運転手に「なぜ道を譲らないのか」など大声で怒鳴った。2人に面識はなかった。

 県道は法定速度30キロで県央バスは客2人を乗せて24~27キロで走行。県営バスに客はおらず、後続車は1台だった。県営バスの運転手は「バスが2台連なると後続に迷惑がかかるため道を譲るべき。前の運転手がそういう対応をせずイライラした。気づいてもらうためだった」と釈明しているという。

 県央バスの運転手が上司に相談して発覚。県営バスの運転手は7月、道交法違反(車間距離不保持)で行政処分を受け、反則金7千円を納めた。

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