阪神高速淀川左岸線 2期工事区間の完成 最大で8年遅れか
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220830/2000065638.html
大阪・関西万博の会場と大阪都心部とのアクセスを向上させようと整備が進められている阪神高速道路・淀川左岸線の2期工事区間の完成が、予定していた2026年度末より最大で8年遅くなる見通しであることが、大阪市への取材でわかりました。

阪神高速道路・淀川左岸線は、万博の会場やIRの予定地となっている大阪湾の人工島、夢洲と、大阪都心部とをつなぐアクセス道路の1つです。
大阪市は、開通済みの1期区間に続いて、此花区の海老江ジャンクションと北区の豊崎インターチェンジの間を地下トンネルで結ぶ2期区間の整備を進めています。
完成は2026年度末を予定していましたが、大阪市によりますと、軟弱な地盤を改良するために工法を見直した結果、6年から8年の遅れが生じて、完成は2032年度から2034年度にずれ込む見通しになったということです。
2025年の大阪・関西万博では、大阪駅や新大阪駅と会場とをつなぐシャトルバスを運行する予定ですが、大阪市は、その時点で完成しているトンネル部分と地上の代替道路を併用する計画のため、運行への影響はさほど生じないとしています。
大阪市は、9月1日、有識者らが出席する会議でこうした状況を確認し、今後の対策について検討することにしています。