「国葬」閉会中審査 開催めぐり与野党が協議

安倍元総理大臣の「国葬」をめぐる国会の閉会中審査について、衆議院議院運営委員会の理事会で、与党側ができるだけ早く開催したいと提案したのに対し、野党側は警備費などを含めた費用の大枠を政府が示さなければ開催できないと主張し、引き続き協議を行うことになりました。

今月27日に行われる安倍元総理大臣の「国葬」をめぐって、与野党は衆議院では議院運営委員会で閉会中審査を行うことで合意していて、岸田総理大臣が31日、みずから出席して実施の意義などを説明する意向を示しました。

これを受けて1日午前、議院運営委員会の理事会が開かれ与党側は「国葬」の実施概要が決定したことを踏まえ、できるだけ早く開催し、岸田総理大臣の説明と各党の質疑を行いたいと提案しました。

これに対し野党側は、警備費などを含めた「国葬」の実施にかかる費用の大枠を政府が示さなければ開催できないと主張したほか、十分な審議時間の確保も求め、引き続き与野党の筆頭理事を中心に協議を行うことになりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220901/k10013798251000.html