沖縄知事選で「玉城氏が独立宣言」とする投稿が拡散 4年前の知事選演説を解釈 中国侵略の危機感を強調
9/3(土) 18:53配信


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琉球新報


沖縄県知事選を巡り、候補者の玉城デニー氏の4年前の県知事選挙で行った演説を引用して、玉城氏が「独立宣言」したとして
「沖縄を中国の属国にしたいデニー候補」「中国によって占領」などと危機感をあおるつぶやきが交流サイト(SNS)上で拡散している。
短文投稿サイトのツイッターには作家の門田隆将氏や沖縄県外の市議らが投稿して広がっている。玉城氏の発言は「独立宣言」ではなく、
普天間飛行場の返還や空域管理権の返還を訴える文脈での言葉だ。

玉城氏の発言は、4年前の沖縄県知事選で2018年9月22日に那覇市内で開かれた総決起大会での演説。普天間飛行場周辺の小学校の校庭上空を
飛び続ける米軍機の存在などの実態を挙げ「普天間は閉鎖・返還だ。戦争で奪われた土地は沖縄県民に返すべきだ。わたしたちは今回のこの県知事選挙で
改めて誓おう。この選挙で玉城デニーと共に日本政府からアメリカから沖縄を取り戻す。うちなーんちゅの手に取り戻す、青空を子どもたちのために取り戻す」と述べた。

門田氏はツイッターで〈正体を隠す事なく玉城知事が「誓いましょう!この選挙で玉城知事と共に、日本政府から、アメリカから、沖縄を取り戻す!」と
独立宣言。玉城知事再選なら沖縄県民の意思は明らか。「沖縄は日本ではない」との攻勢を強める中国に呼応する知事を沖縄県が戴くなら
石垣など先島諸島は本気で長崎県への編入を〉と書き込み。8月31日夕の投稿で、3日午前0時時点で2.1万の「いいね」がつき、
6677件のリツイート(RT)で拡散されている。

本紙ツイッターアカウントから門田氏のアカウントへ、玉城氏の発言は「独立宣言ではない」と指摘し見解を求めたが、3日午前0時までに回答はない。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/8481707b99e1102042adfd031586011faa8bb661