9/4(日) 11:31配信

スポニチアネックス

 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が4日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。9月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬を巡る議論の「本質」を指摘した。

 総額の不透明さを疑問視する声も挙がる中、スタジオから「クラウドファンディングとかじゃダメなのか」と質問が飛んだ。

 これに対し、三浦氏は「国の儀式として国葬っていうもの置いたとすると、例えばものすごい大きな戦争を戦って自衛官がたくさん亡くなったとするじゃないですか。それを国としてお金を出して悼めないっていうのはそれはそれで問題で。クラウドファンディングに頼るっていうのは、出したいっていう人とやってほしくないっていう人もいるだろうけど、その意志は置いておいて、国としてお金を出して正式な行事をするっていうのはスキームとして持っておいた方がいいと思うんです」とし、「お金に関しても、この金額ってあまり本質じゃなくて。」と述べた。

 国葬に関しては法律で明確な文言がないため、基準がない。東京地裁は「弔意の強制は認められない」としている。三浦氏は「当初国葬という話が出てくる前は内閣、自民党葬で良かったと思ってたんですよ。だけど安部さんってものすごく強力なファンがいるから国葬にすべきだっていう意見は出てくるじゃないですか。
そうしたらそれを否定する根拠ってなんなんだと。
吉田茂もやったし、歴代最長政権なんだからっていう話になって。じゃあ逆にみんなが語っていない国葬にしない理由ってなんなんですかっていう説明責任が岸田政権に生じて、それはないなっていう話になったんですよね」と解説した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a949df75da899dc1197517113d18727c61e0ac7