<STOP自殺 #しんどい君へ>受け止め 共感伝えて

 夏休みが終わり、9月1日から多くの学校で新学期がスタートする。学校の再開を控え、心身に不調をきたし、登校できなくなる子どもがいる。
子どもが発するSOSを見逃さないためにはどうすればいいのか。
長期欠席の児童らを受け入れ、復帰支援に取り組んでいるNPO法人翼学園(松山市)の大野まつみ理事長(71)に話を聞いた。(喜多河孝康)

 「学校よりも、あなたが大事」。かつては学校に行くのが当たり前と考えてきた私たちですが、今は学校でなくても、学びの機会は多様に確保されている時代。
無理に登校しないといけないわけではありません。画一化されない個性を大事に育ててくれる場所もある。
悩んでいる人は、周りの人や専門機関を頼ってほしい。

 翼学園では、初めての面談でいつから苦しくなったのか、絵や作文、日記などに目を通し、悩みの種ができた時期を考察します。
学校に復帰し、問題に直面しても自ら解決できる力をつけてもらうことを心掛けています。

https://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20220830-OYTNT50252/