2nm量産はこんなに困難、非現実的すぎて噴飯物の日本の半導体製造強化策

(前略)

2022年7月29日の日経新聞の記事「日米、経済版2プラス2初開催 半導体量産で協力」によれば、日米両政府は7月29日、米首都ワシントンで外務・経済閣僚協議「経済版2プラス2」の初会合を開き、その枠組みの中で日米が2nmの半導体の共同開発を行い、日本が年末までに新たな研究機関「次世代半導体製造技術開発センター(仮称)」を立ち上げ、2025年にも国内で量産態勢を整える、のだそうである。

これまでも経産省は的外れで頓珍漢な政策を立案し続けてきたが(だから日本半導体産業が滅茶苦茶になったのだが)、「日米で2nmを共同開発し、日本が2025年から量産する」というのは、超ド級の唖然・呆然・噴飯物の政策である。真面目に議論をするのも馬鹿馬鹿しいほどあり得ない政策であり、「本気で言っているのか?」と関係者の正気の沙汰を疑う(じゃあ「放っておけよ」と言われるかもしれないが、メディアからこれについてのコメントを求められるので、見解を言わずにはおれないのである)。

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https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71609?page=4

他国の夢物語に突っ込むなら
まず自国の夢物語に突っ込んでやれよ