総額2200万円 補助金含む運営費で学校法人がギター約40本購入 「音感教育の一環」と弁明も…市長も疑問(テレビユー山形)
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山形市と天童市で認可保育園などを運営する学校法人「清風学園」が、自治体の補助金を含む運営資金から高額なギターを40本近く購入していた問題で、山形市の佐藤市長は「疑問を持っている」とした上で、今後、県や天童市などと連携して不適切な使用がなかったか、調査を進めていく考えを示しました。
山形市
佐藤孝弘 市長
「適切かどうかというところは疑問に思います」
清風学園は、年間およそ4億円の補助金を県や山形市、天童市から受け取っています。学園はこの補助金を含む運営費から100万円を超えるギターを複数購入していたことが問題視されています。学園ではここ10年ほどで40本近いギターを購入していて、総額はおよそ2200万円にのぼるということです。また、その中には未開封のギターもあり、施設で使われていなかった可能性があります。
園では、「音感教育の一環で、いい音楽を学ぶために必要」としていて、未開封のものについては、「コロナで活用する機会がなかった」としています。
山形市と天童市は、これまで数回、学園への立ち入り調査を行い、ギターを含む備品の購入目的や使用状況などを確認しています。
山形市
佐藤孝弘 市長
「(ギターを)購入後使用されていないというのがまず一番、単純な話だが、やはり何かの目的が、計画的なものがあって購入したかどうかというところが今わかっている事実だけではわからない」
佐藤市長はその上で「県や天童市と連携して、不適切な使用などがなかったか引き続き調査を進めていきたい」としました。
また、天童市子育て支援課の担当者は「今後、県の指導に従い、山形市とともに調査結果を公表する可能性がある」としています。