盛り土の現在の土地所有者がきょう6日、静岡県熱海市の斉藤栄市長に対し損害賠償を求める訴えを起こしました。 地裁沼津支部に提訴したのは、盛り土の現在の土地所有者です。訴えでは熱海市の斉藤栄市長には、盛り土の造成から土石流の発生までに措置命令や避難指示を出さなかったなどの過失があるとしています。その上で土石流で多くの犠牲者が出たことでおよそ3億円で購入した土地の経済価値が無くなったとし、斉藤市長に対して10万円の損害賠償の支払いを求めています。 提訴の目的について原告は、金額の問題ではなくあくまで市長個人の責任を問うためと説明しています。 提訴を受けて斉藤市長は「現土地所有者の訴えている詳細が不明であり、訴状も届いていないため、現時点でお答えできることはございません」とコメントしています。
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