猪瀬直樹参院議員が朝日新聞社と上智大教授を提訴「セクハラ」指摘記事「事実ではない」
[2022年9月6日17時6分]

今夏の参院選で街頭演説中、女性候補者の胸元付近を触った行為を「セクハラ」と指摘した記事や本文中のコメントで名誉を毀損(きそん)されたとして、日本維新の会の参院議員で作家の猪瀬直樹氏が6日、朝日新聞社と上智大の三浦まり教授に計1100万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。猪瀬氏の代理人弁護士が明らかにした。

猪瀬氏は6月12日、東京・JR吉祥寺駅前で街頭演説した際、隣にいた東京選挙区の候補者海老沢由紀氏=落選=の肩や胸元付近を手で触っている動画が交流サイト(SNS)上に拡散。猪瀬氏はツイッターで「軽率な面がありました」などと釈明した。

訴えによると、朝日新聞は6月17日付の電子版記事に、猪瀬氏の行為について「間違いなくセクハラではないでしょうか」などと批判する三浦氏のコメントを掲載した。

猪瀬氏側は、海老沢氏本人がセクハラではないとの見解を示していることなどから「三浦氏の発言は事実ではない」と主張している。

朝日新聞広報部は「訴状が届き次第、内容を精査し対応を検討する」とのコメントを出した。(共同)

https://www.nikkansports.com/m/general/news/202209060000642_m.html