国葬16.6億円、野党納得せず 積算根拠要求、国会日程決まらず
https://news.yahoo.co.jp/articles/c707153367f871b2ff8f02cdf182cc42c4711888

国葬の経費について、立憲民主党幹部は「総額100億円近くかかるのでは」との見方を示していた。
各国要人が出席した2019年10月の「即位の礼」の警備・接遇費が
約90億円だったことを踏まえた発言だが、政府高官は「あり得ない」と否定。
今回の概算額公表は、「100億円」の数字が独り歩きしないよう打ち消す狙いもあった。

ただ、今回示された警備費(8億円程度)、外国要人の接遇費(6億円程度)は、
いずれも海外から参列する「首脳級等の代表団の数が50程度」と仮定した上での見込み額。
立民幹部は「即位の礼と開きが大き過ぎる」と疑問を呈し、
政府高官も「海外要人が増えたら上振れするかもしれない」と認める。

概算額について、立民の安住淳国対委員長は6日、政府が先に式典経費として
約2億5000万円の支出を決定したことに触れ、「トータルで6.5倍にはね上がった」と記者団に指摘。
「これで本当にファイナルアンサーとは思わない」と不信感をあらわにした。

その上で、警備に当たる警察官の人数などが不明だとして
「根拠がよく分からないので、閉会中審査の前に精査して出していただかなければならない」と迫った。
これに対し、松野博一官房長官は記者会見で「警備に支障を来しかねない」として、
具体的な警備体制の開示を拒んだ。