https://jp.reuters.com/article/taiwan-economy-cenbank-idJPKBN2Q80OW
[台北 7日 ロイター] - 台湾中央銀行の楊金龍総裁は7日、来年は外需の勢いが弱まる見込みで、拡張的な財政政策を取り内需を刺激する必要があると述べた。中銀は適切な金融政策を適時実施していくが、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策構造や決定に誘導されるべきではないとも述べた。フォーラムで語った。
台湾経済の柱である輸出は、世界的な半導体不足を背景に力強い伸びを続けてきたが、主要市場の中国、米国、欧州の消費者需要低迷で陰りが見え始めている。
昨年の経済成長率は6.45%と2010年(10.25%)以来の高水準だったが、今年は中国のロックダウン(都市封鎖)やウクライナ戦争の影響で減速が予想される。主計総処は先月、今年の成長率予想を3.76%に下方修正し、輸出伸び率見通しも引き下げた。