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チャーリー・チェイセンとマイケル・マローンは、1997年にアトランタで出会った。当時マローンは、チェイセンのバンドにゲスト・シンガーとして参加していた。二人はすぐに友達になったが、周囲の人々の反応に気づいていなかった。二人は双子のようにそっくりだったのだ。
マローンとチェイセンは、まるでドッペルゲンガーだ。驚くほど似ているが、血縁関係はない。直近の祖先が同じ地域の出身というわけでもない。チェイセンの祖先はリトアニアとスコットランド出身で、マローンの両親はドミニカ共和国とバハマ出身である。
二人は、ほかの何百組もの「血縁関係のない、そっくりさん」と一緒に、カナダ人アーティストのフランソワ・ブリュネルが手がける写真プロジェクト「私はそっくりさんじゃない!(I’m not a look-alike!)」に参加した。この写真シリーズは、ブリュネル自身が、自分のそっくりさんである英国人俳優、ローワン・アトキンソンを見つけたことがきっかけで生まれたものだ。
この写真プロジェクトはSNSなどインターネット上で大きな話題になったが、遺伝的関連性について研究している科学者の注目も引くことになった。スペインのバルセロナにあるホセ・カレーラス白血病研究所の研究者であるマネル・エステラー博士は、かつて一卵性双生児の身体的差異について研究したことがあり、その逆について、つまり似ているが血のつながりがない人々を調査したいと考えた。
「彼らはなぜ似ているのだろう?」と不思議に思ったのだ。
https://courrier.jp/news/archives/299886/