高校野球部員 防護ネット下敷きでけが 台風備え片づけ中 長崎 | NHK | 台風
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220908/k10013809931000.html
台風11号が長崎県内に接近していた今月5日、県立波佐見高校の野球部の生徒が防護ネットの下敷きになり、けがをしていたことが、県の発表で分かりました。この部員は、今も病院で治療を受けているということです。
長崎県によりますと、今月5日午後4時すぎ、波佐見町にある県立波佐見高校のグラウンドで、クラブ活動をしていた野球部の生徒7人が台風11号の接近に備えて防護ネットを片づけていたところ、ネットが倒れて1年生の男子生徒が下敷きになったということです。
倒れた防護ネットは高さ3メートル余りの大きさで、男子生徒はけがをしていて、すぐに病院に搬送されました。
県によりますと、男子生徒は、今も病院で治療を受けていて、詳しいけがの状態は分かっていませんが意識はあるということです。
当時は台風による風が本格的に強まる前で、暴風警報は出されておらず、県は「ネットが倒れた原因はわかっていない」として、学校への聞き取りを行うなどして詳しい状況を調べることにしています。
また、8日に、警察による学校関係者への聞き取りも行われたということです。
長崎県体育保健課は「生徒にとっては安心、安全な場所でないといけない場所で重大な事故が起きてしまった。原因を究明して再発防止に向けて取り組んでいきたい」と話してしています。