幹部椅子の萩生田氏「身内と思っていた」 元信者証言との相違
2022/9/8 20:45(最終更新 9/8 22:27)

 大ホールを埋めた800人の教団関係者を前に、来賓として紹介された萩生田光一衆院議員は、笑顔でこうあいさつしたという。「いつも皆さまに勉強させていただいています」。2014年10月、萩生田氏の地元・東京都八王子市の芸術文化会館では、世界基督教統一神霊協会(統一教会)多摩東京教区が主催するイベントが開かれていた。

 世界平和統一家庭連合へと名称変更される前年に開かれた「祝福原理大復興会」という名称のこのイベントは、教団が掲げる「祝福結婚」の意義を広める目的があった。イベントに信者として参加し、現在は脱会している女性は「萩生田さんの話は、教区長による主催者あいさつの直後だった。私たちは萩生田さんが国政に復帰した2年前の衆院選で必死に応援したから、出席はそのお礼でもあるんだろうと。現職の国会議員に来てもらい、雰囲気は盛り上がった」と振り返る。

 イベントの最後には、当時の会長による講演もあった。萩生田氏のあいさつには、大きな拍手が起きたという。

※略※

https://mainichi.jp/articles/20220908/k00/00m/010/339000c