https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210527/k10013054761000.html
コロナ カタカナ 多いかな?ワクチン予約がディフィカルト!
「パンデミック」に「クラスター」、「ソーシャルディスタンス」。
この1年余り、コロナをきっかけにカタカナが次々と登場しました。
いざワクチンが完成し、WEBで接種の予約をしようと思ったら、今度は「ログイン」「アカウント」というカタカナにお年寄りたちは困惑気味。
カタカナのパイオニアのこの人に聞いてみたら・・・。
「ちょっとアイドントアンダースタンドですね」
みなさんはカタカナ語と“トゥギャザー”してますか?
(ネットワーク報道部 記者 吉永なつみ 鈴木有 杉本宙矢)
【目次】
▽ワクチン予約のカタカナ語が分からない!
▽リコンファメーションメールって?
▽ルー大柴さんに聞く 伝え方の極意
▽国語辞典編纂者はどう思う?
▽コロナ禍の主なカタカナ用語集
「ログイン」がわからないの
「“ログイン”っていったい何?全然わからないから教えて」
横浜市の実家にいる79歳の母親から、群馬県に住む娘のナオコさんに泣きの電話が入りました。
ナオコさんの両親はワクチンの接種の通知を受け取り、電話窓口にかけてみましたが、何度かけてもつながりません。
このため、インターネットで予約しようと考えたそうです。
ふだんからスマホを使っているという両親。
予約専用サイトの画面まではたどりつくことができました。
しかし画面に出ている「ログイン」がどういう意味か、わからないというのです。
ボタンを押して進むよう伝えると、今度は「アカウント」や「URL」という言葉につまづきました。
ナオコさんは深夜まで両親と電話でやりとりをして、最終的にはナオコさんが代わりに予約したといいます。
ナオコさん
「両親はインターネットの用語に慣れておらず、『アカウント』とか『URL』といったささいな言葉につまづいているんですね。母の友人の分も私が予約してあげました。周りの友達も親が似たような状況だと聞き、もう少しお年寄りにもわかりやすい表現にできないのかなと疑問を感じました」
リコンファメーションって?
ワクチンの接種をようやく予約できたのに、また次なる壁が。
「リコンファメーションのお知らせです」
ワクチン接種の前日に、自治体からそんなタイトルのメールが届いたという投稿が、SNSでは相次いでいます。
リコンファーメーション、予約内容の再確認という意味です。
「若い人でも分からない」
「迷惑メールかと思った」
「予約確認のお願い、ではだめだったのか」
ネットではかなり不評なようです。
リコンファメーションメールを送った自治体の一つ、相模原市の担当者はこうコメントしています。
相模原市の担当者
「システムを委託した事業者が提供している機能で、予約日前日に自動配信されるようになっています。文面はもともとの仕様をそのまま用いていますが、確かに今言われると分かりにくかったなと思います。文面を変えられるのか事業者に確認し、できるようなら平易な文にすることも検討したいです」
「エブリバデノウズ」に
カタカナ語があふれていることについて、この人はどう感じているのか。