マンタス(ヴェノム Inc.) 独占インタビュー | WARD LIVE MEDIA PORTAL
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(前略
ー 話は飛びますが、『Black Metal』収録の「Teacher’s Pet」が実話に基づいているのは、人生最大の驚きの一つでした。普通あれは典型的な男子の妄想についてだと思うと思うのですが。
マンタス:(爆笑)。少なくとも最初の1行は実話だよ。”Teacher caught me masturbating underneath the desk(机の下でオナニーをしているのを先生に見つかった)”っていうやつ。見つかったのは俺じゃないけどね(笑)。その後の展開は飾りというか、妄想だけど。あれは小学校で、10歳か11歳の頃じゃないかな。はっきり覚えていないけれど。
ー 随分早い時期ですね。
マンタス:そうなんだよ。ちょうど女の子の体は自分たちとは違うと意識し始める頃。皮肉なことに、それはR.E.(Religious Education)、つまり宗教教育の先生だった。当時は70年代だったからね。70年代のイギリスでは、女性はみんなミニスカートにハイヒールだったんだ。オーケー、それでどんな感じだったか想像がつくだろう?その先生は、クラスの前の机に、脚を組んで座っていたんだよ。クラス中の男がみんなスカートの中を覗き込んでいるような状況でさ(笑)。パッと見たら、俺の隣に座ってた奴が、ズボンの中に手を突っ込んでるんだよ(爆笑)。もちろんその後先生に「放課後会いましょう」なんて言われるのは妄想だけどさ。隣に座ってた奴が、いわゆるchoking the chicken、bashing the bishop(いずれもオナニーを意味するスラング)をしていたのは事実(笑)。
ー 歌詞のように先生には見つかりはしなかったのですか。
マンタス:何となく先生とそいつが視線を交わしていた記憶はあるんだよ。先生がかなり険しい表情でそいつを見ていてさ、だけどその時点で奴はフィニッシュしていたはず(笑)。その日1日、パンツがピッタリと張り付いたまま過ごしたんじゃないかな(笑)。
ー (爆笑)
マンタス:いいかい、多くの人が忘れてしまっているけれど、初期のヴェノムにもこういうユーモアがあったんだよ。ファースト・アルバムでは地獄だとか、シジル、バフォメット、ソドムの千日なんて歌っているけれど、「Poison」なんかは、地元のバーにいるヤリマンから性病を移されるという内容だからね。『Black Metal』というアルバムは、ブラック・メタルというジャンルを作り出した作品ではあるけれど、その中に「Teacher’s Pet」が入っている。
(後略