https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/146762
島根・隠岐の島で過去最高潮位か 台風11号による高潮の影響
おととい、九州を中心に強風などをもたらした台風11号の影響で、島根県の隠岐の島では、高潮により過去の最高記録を上回る潮位が観測された可能性のあることがわかりました。
九州を中心に強風などをもたらした台風11号は、おととい午前中に日本海の西を北東に進み、島根県では各地で床下浸水や道路冠水の被害が相次ぎました。
原因は高潮で、気象庁によりますと、隠岐の島の西郷検潮所では午前9時31分に標高85センチの潮位を観測しました。これは「速報値」ではあるものの、2004年の台風15号の際に観測された最高記録の83センチを上回る「過去最高潮位」の可能性があり、気象庁は来月の「確定値」の発表に向けて詳しい分析を行う方針です。
ところで、島根県には当時高潮警報が発表されていましたが、気象庁はきょうからこうした「高潮」の危険度を早めに知らせるため、「5日先までに警報級の高潮となる可能性」を毎日発表することになりました。
これまでは台風の接近や通過の際に限っての発表でしたが、雨や風などと同様、高潮についても予測精度が向上したことなどから、気象庁は台風以外の現象によって警報級の高潮が予想される場合も含め、毎日の発表が可能になったとしています。
