「盾となり」皇室を守ったエリザベス女王 平成の天皇の手紙の書き出しは
「親愛なるお姉さま」〈dot.〉
9/11(日) 11:30配信
英国のエリザベス女王の国葬に、天皇陛下が参列されることで政府が調整している。
天皇陛下が葬儀に参列したのは戦後一度だけ。特別な措置に、両国の交流の深さがにじむ対応だ。
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「Dear Sister」
上皇さまがかつてエリザベス女王につづった手紙。書き出しにはそうつづられていた、と皇室に仕えた人物は振り返る。
エリザベス女王を「親愛なるシスター」と呼ぶほど、ふたつのロイヤルファミリーは、温かな交流を育んでいた。
政府は、エリザベス女王の国葬に天皇陛下が参列する方向で調整している。
過去一度の例外を除いては、天皇陛下が葬儀に参列することはない。
それだけ、日本の天皇ご一家と女王は、親密な交流を育んできた証だ。
平成の天皇皇后両陛下が英国を訪問した98年当時、
多賀敏行・中京大学客員教授は在英国日本大使館公使としてロンドンにいた。
国民がエリザベス女王に手紙を書くときは、「madam」を使う。
多賀さんは、英王室の侍従長に「エリザベス女王に朝、お会いする際に何と呼ぶのか」とたずねた。
返ってきた答えは、「Good Morning, ma‘am」だった。
「ma‘amは、マダムの省略形で英国では女王への呼びかけとして用いられますが、
madamより親しみが表現される。上皇さまがエリザベス女王に『Dear Sister』と呼びかけたとすれば、
女王から上皇さまには『Dear Brother』であったと思います。
親戚同士でつながる欧州王室と同じように、
皇室も家族の一員として親しい交流をなさっていた証だと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9efcb0e82384246453166e5a8b229995d92804a2