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「円安は進む。政府・日銀はとんでもない過ちを…」投資家ジム・ロジャーズが予言する“50年後の日本”

 このままでは日本経済は破綻する――。「文藝春秋」2022年10月号より、ジム・ロジャーズ氏「日本経済SOS 最後のチャンスを逃すな」の一部を掲載します。

30年、50年後の日本を想像するや……

 10年以上前から私は日本経済の問題点をずっと指摘してきました。ところが、政治家や官僚はこれらの問題を解決するどころか、先送りし悪化させてきたのです。

“アベノミクス”は失敗だった

その悪循環をさらに悪化させたのが、アベノミクスの金融緩和です。

 日本政府は好きなだけ国債を発行し、日銀が国債や投資信託を買い続けてきました。
やがて日本の財政破綻の可能性が高まり国債が買われなくなれば、日本政府は金利を引き上げざるを得ない。
そうすると、日本は高金利によってさらに膨らんだ莫大な借金を抱えることになる。
その場しのぎの弥縫策が、日本経済を破滅に追いやろうとしているのです。

以下ソース
https://bunshun.jp/articles/-/57242