米軍横須賀基地 7月にも排水から国の指針超の有害物質検出
2022年9月12日 20時44分

神奈川県横須賀市にあるアメリカ海軍の基地の排水から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物が、ことし5月に続いて7月にも、国の指針を超える値で検出されたことが分かりました。アメリカ軍は有害物質を吸着するフィルターの設置といった対策を取るとしています

横須賀市のアメリカ海軍横須賀基地の排水処理施設ではことし5月、有害性が指摘されている有機フッ素化合物、PFOSやPFOAが国の暫定的な指針値を超えて検出されました。

市によりますと、2か月後のことし7月にアメリカ軍が再調査したところ、基地内に2つある排水処理場の入り口付近では、指針値の1リットル当たり50ナノグラムを下回っていましたが、海への排水口付近では、およそ2倍の濃度で検出されたということです。

原因は分かっていませんが、アメリカ軍は防衛省に対して、排水処理施設内に有害物質を吸着する活性炭フィルターを設置するほか、定期的に汚泥を処理すると説明したということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220912/k10013815091000.html