まるで映画『セッション』の世界!? アメリカの超名門・バークリー音大の実態を聞いてみた

名門バークリー大学で学べること

2015年公開の映画『セッション』。名門音大でジャズドラムを学ぶ若者が、完璧さを求める教師の狂気的な指導により、
精神的に追い込まれながらも成長していく様を描いた映画である。思うにトップレベルの音大は、あれほど厳しいものなのだろうか? 
米国の名門音大であるバークリー音楽大学への留学経験を持ち、現在はバンドRyu Matsuyamaのドラマーとして活躍するJACKSONさんに、その実状を語ってもらった。

――バークリー音楽大学を簡単に説明してもらえますか?


(JACKSON、以下同)アメリカには沢山の音楽大学がありますが、その中でもバークリー音楽大学はポピュラー音楽を学ぶ大学として有名です。
プレイヤーや作曲家として学ぶコースはもちろん、映画音楽やCMのジングルの作り方、レコーディングエンジニアなど、そういった“プロダクション面”も学べる所ですね。

音楽業界のいわゆるレジェンド的な先生が沢山集まっていて、彼らから直接学ぶことができる、というのは魅力の一つだと思います。

――どのようなきっかけでバークリー音楽大学に留学しようと思ったのですか?

幼い頃からずっと独学でドラムを演奏していたんですが、音楽理論に関してはノータッチでした。
実は大学に通っていた頃、一度は就職しようとして、銀行への入社が決まっていたんです。でも「何かやり残したことはないか」と考えた結果、
「前から気になっていたジャズのセミナーを受けてみよう」と思い立ちました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/51914c90e68a4c6031f4d540f7bbc9390c7f39cf