ねんきん定期便、開いて愕然!「年金がたったの月10万円」…低年金の高齢者を襲う悲劇
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c52f27406e9477c9bc579bbf999fc4a0ed24061
毎年1回、誕生月に届く「ねんきん定期便」。保険料の納付実績や将来の年金受給額の見込みなどが
記載されていますが、そこで「えっ、年金ってこんなに少ないんだ」と首を傾げたり、驚いたりする人は
多いようです。

そもそも「ねんきん定期便」、2000年代後半に問題視された、いわゆる「消えた年金問題」を機に
スタートしたもの。通常は直近の約1年の年金の加入期間や保険料の納付記録が記載され、
節目の年齢には全期間の記録が通知されます。

また50歳未満ではこれまでの加入実績に基づいた年金額が記されていて、今後の予想は含みません。
そのため「年金が少ない!」と勘違いする人も多いとか。50歳以降になると、現在と同じ給与水準で
60歳まで働いたと仮定した見込み額が記載されるようになります。

それでも見込み額をみて首を傾げる人は多いようです。50代で給与水準がピークに達していることが、
疑問に思う理由のひとつ。

厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』によると、会社員(男女計、学歴計)の推定年収は平均489万円。20代前半では300万円強だった給与は、年齢と共に上昇し、50代前半で588万円とピークに達します。50代後半では役職定年を迎える人もいるからか、若干減少するものの平均580万円。

【年齢別「推定年収」の推移】

~19歳:2,538,800 円

20~24歳:3,200,900 円

25~29歳:3,969,700 円

35~39歳:4,975,800 円

40~44歳:5,323,700 円

50~54歳:5,887,100 円

55~59歳:5,807,500 円

60~64歳:4,356,100 円

出所:厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』から算出

※数値は男女計、学歴計、企業規模計10人以上