携帯ショップでiPhoneを買うだけで5万円の利益…転売ヤーの「販売しろ」の怒声に店員が従うしかない理由

平日昼間のドコモショップ。普段は料金を支払う人や、プランの説明を求める人が集まるが、この日は様子が違っていた。

「だ~か~ら、あるんだろ⁉ じゃあなんで売れないんだよ、違法だろ⁉ い・ほ・う‼ さっさとしろよ!親会社にここで通報してもいいんだからな?」

 携帯販売店とは思えない声の荒らげ方で、店員に詰め寄る男。普通なら警察を呼ばれてもおかしくない振る舞いだが、店員は所在なさげに下を向くばかりだ。

いったいなぜ、このようなことが起こるようになったのか。

話は2019年10月の改正電気通信事業法が施行された時点にさかのぼる。当時の総理大臣、菅義偉氏の看板施策だった「携帯料金4割値下げ」を実現するため、この法律が施行された形である。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/a137d6d5b84db7bfb49bdafede91cfc4a834f085