長野知事、安倍氏の国葬欠席を表明 御嶽山噴火の犠牲者追悼式に出席

長野県の阿部守一知事は14日、日本武道館(東京)で27日に催される安倍晋三元首相の国葬に欠席すること明らかにした。

27日は58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽山噴火から8年の節目にあたり、阿部知事は、王滝村の慰霊碑広場で2年ぶりに開かれる犠牲者追悼式に出席するという。

県秘書課を通じて発表したコメントで阿部知事は、県北部で2014年にあった最大震度6弱の神城断層地震や、千曲川堤防が決壊した19年の台風19号(東日本台風)災害に触れ、
「直ちに被災地をご訪問いただき、地域の要望に真摯(しんし)に耳を傾けていただいた」と安倍元首相への謝意を示した。

そのうえで「本来であれば県民を代表して国葬儀に参列すべきところ」とした一方、「救助・捜索の指揮を執った責任者」との立場から
「同日執り行われる御嶽山噴火災害犠牲者追悼式に出席し、犠牲になられた方々に対する追悼の言葉を述べさせていただく」と国葬に欠席する意向を示した。(菅沼遼)

https://news.yahoo.co.jp/articles/bfd3185dc8f5babd6320324e47354c590c9e8dcf