源氏と平氏の興亡を絵画で振り返る企画展が、鳥取市の渡辺美術館で開かれています。

この企画展は、現在放送されているNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響などで、
鎌倉時代への注目度が高まる中、絵画で描かれた源氏と平氏の興亡を紹介しようと、鳥取市の渡辺美術館で開かれているもので25の作品が展示されています。

このうち、安土桃山時代に活躍した絵師・土佐光吉の作品「曽我物語図屏風」には、曽我十郎と五郎の兄弟が、
父親を殺した源頼朝の重臣をあだ討ちするまでの場面が描かれ、登場人物や動物の細かい動きが繊細な筆づかいで表現されています。
このほか企画展には、平家物語に登場する源平の合戦を描いた屏風や、浮世絵などが展示されています。
渡辺美術館の高田正規事務局長は「単にけんらん豪華なだけでなく細かな描写で描かれていて、400年前の作品でありながら当時の雰囲気が伝わる作品だ。ぜひこの企画展を機に見に来てほしい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20220912/4040012892.html