性的マイノリティ公表し当選の渡辺啓之議員市議 LGBTQの子ども達へ支援訴え 愛媛・松山(あいテレビ) - Yahoo!ニュース
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松山市議会の本会議は15日、一般質問が行われ、性的マイノリティの当事者を公表し当選した渡辺啓之議員が初めて登壇し、LGBTQの子ども達の支援の必要性などを訴えました。
(渡辺議員)
「私自身20代半ばで性転換手術を行って、今日まで言われのない差別・偏見を受けてまいりました。今の時代も就職先がなかなか見つからずLGBTQを隠して生活している人も多くいる」
松山市議会の一般質問では、性的マイノリティーへの差別・偏見の解消などを訴え当選した渡辺啓之議員が初めて登壇し、LGBTQへの支援を市がどう進めていくか質しました。
それに対し野志市長は…
(松山市・野志克仁市長)
「今後は松山人権養護委員協議会と連携し、いよてつ高島屋市民サービスセンターなどで定期的に開催している人権相談を新しく市役所でも実施できるよう準備を進めていきます」
また渡辺議員は、LGBTQの子どもに対する支援の必要性についても訴えました。
(渡辺議員)
「自分がLGBTQだと知られたらいじめられてしまうのではないだろうか、LGBTQが親にばれてしまうのではないか、そんなことを心に留めながら誰にも相談できず悩み苦しんでいる子ども達がたくさんいる。LGBTQの子ども達のために松山市が何か手を差しのべてあげることは考えているか」
(鷲谷浩三・教育委員会事務局長)
「学校では学級担任などと1人1台端末などを活用してやりとりができることから、LGBTQの悩みも含め子ども達がより相談しやすい環境づくりについて研究していきます」
渡辺議員の質問に松山市教育委員会は、スクールカウンセラーがLGBTQも含めて相談を受けていることを学校を通じて改めて子ども達に周知すると説明しました。