女王の国葬は1時間、終了後ひつぎは砲車にのせられバッキンガム宮殿周辺へ…「ビッグベン」の鐘も

 【ロンドン=工藤彩香】英王室は15日、8日に死去したエリザベス女王の国葬が行われる19日の主なスケジュールを発表した。

発表によると、女王の遺体が納められたひつぎは19日午前10時44分(日本時間午後6時44分)、チャールズ国王に付き添われ、現在公開安置されているウェストミンスター宮殿を出発。国葬が行われるウェストミンスター寺院に移される。

 国葬は午前11時から約1時間にわたって行われる。トラス首相が聖書の一節を朗読し、英国国教会の最高位聖職者であるカンタベリー大主教が説教する。午前11時55分頃に英国全土で2分間の黙とうが行われる。

 国葬終了後、ひつぎは砲車にのせられ、チャールズ国王らとともに葬列を組んでバッキンガム宮殿周辺まで行進する。行進の間、近くのハイドパークでは弔砲が放たれ、ウェストミンスター宮殿の時計塔「ビッグベン」の鐘が鳴らされる。

 その後、ひつぎは霊きゅう車に移され、チャールズ国王ら王室メンバーとともにロンドン郊外にある女王の居城・ウィンザー城に向かう。女王のひつぎは19日午後7時半頃、昨年4月に亡くなった夫フィリップ殿下のひつぎとともに、城内の礼拝堂に埋葬される。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220916-OYT1T50242/