神戸のパンダ「タンタン」27歳に 体調は安定 年末に返還期限

神戸市灘区の市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」(雌)が16日、27歳の誕生日を迎えた。心臓疾患の治療で3月から一般公開を中止しており、屋内展示場で過ごす姿が報道陣に短時間、公開された。

 タンタンは人間だと80代で、ほとんど寝そべり、時々、起き上がって移動していた。飼育員によると、1年前と比べて活動量は落ちているが、腹にたまった水を抜く治療に成功し、体調は安定しているという。5〜8月、パンダ専門の中国人獣医師らが滞在して治療にあたった。12月末に中国への返還期限を迎える。同園は「みなさんに再びお見せできるように、体調の回復に努めたい」としている。

起き上がって移動するタンタン=神戸市灘区の市立王子動物園で2022年9月16日午後3時2分、山本真也撮影
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