自民党の石破元幹事長は安倍元総理の国葬をめぐり「エリザベス女王の国葬でも議会の議決を取っている」と発言したことについて「事実誤認でした」と陳謝した上で発言を訂正しました。

石破氏は今月13日、自民党の総務会に出席し、安倍元総理の国葬の実施が国会での議論を経ずに、閣議決定のみで決まったことについて、「エリザベス女王の国葬を見ても、女王様であっても議会の議決をとっている。(国葬の実施には)主権者であり納税者(=国民)の了解が必要だ」などと指摘したことを記者団に明らかにしていました。

しかし、この石破氏の発言についてNPO法人インファクトがイギリス議会に確認したところ「エリザベス女王の国葬に関し、議会の議決がなされた事実はなかった」ということです。

インファクト側の指摘を受け、石破氏は16日、ブログを更新し「国王や女王の国葬に議会の議決は必要がないとのことで、私の事実誤認でした。お詫びして訂正させて頂きます」と発言の誤りを認めました。