直撃取材されて警察を呼んだ防衛副大臣

【エイト】僕が2017年の秋の衆院選で山本さんに直じか当あてした時も、そんな対応でした。

最初は普通に気さくな感じで話していたのが、マザームーンという言葉を出した途端に顔がこわばって。こちらが出した名刺を二つ折りにしてポケットにしまって、秘書に「警察を呼べ」と言って、危うく警察に捕まりそうになりました。

その時、山本さんは防衛副大臣だったんですが、ジャーナリストの追及を受けて警察を呼んだ防衛副大臣なんです。さすがに自衛隊は呼べなかった。

その後すぐに「直撃取材に警察を呼んだ“自己防衛”副大臣」という記事にしました。

【ひろゆき】質問をしたジャーナリストを逮捕したとなったら、結構大きな問題になりますよね。

【エイト】向こうとしては、選挙活動を邪魔されたという言い分なんでしょう。まあ、確かに食い下がって、ずっと質問は投げていたんですが。選挙妨害で捕まえようと思えば逮捕された可能性もありました。

【ひろゆき】エイトさんって、リスクをずっと負い続けていますよね。

【エイト】まあ、そうですね。でも、国政選挙の時ぐらいしか議員に直当てはできないんです。ふだんは取材を申し込んでも逃げ回られるので、唯一本人に直接取材できるチャンスが選挙の時なんですよね。

ただ、安倍元首相の銃撃事件があって、政治家の警護はかなり厳重になると思うので、今後やりにくくなるのは確かです。

https://president.jp/articles/-/61677?page=4