ロシアがウクライナに侵攻する前は、ドイツの天然ガスの半分以上はロシアから輸入されていた ——

その割合は、今では35%に下がっている。ただ、西側諸国の制裁に対する報復としてロシアがヨーロッパへの石油輸出をさらに削減すれば、この冬、極度のエネルギー不足に陥る可能性もあると当局は懸念している。

「ロシア産エネルギーの輸入から、できるだけ早く自由になりたい」とドイツのロベルト・ハベック経済・気候保護大臣は8月、報道陣に語っていた。

ただ、現在の措置では国全体のエネルギー消費を減らす役には立っているものの、十分ではないとも話していた。