◆フッ化水素酸死亡事件 (昭和57年(1982年)4月27日)

私が劇薬と間違えた 虫歯治療幼女急死「償いたい」と院長供述

東京都八王子市めじろ台の「竹中歯科めじろ台医院」=竹中昇院長(69)=で治療を受けた同市散田町4の29の4、会社社長小池美章さん(46)の長女樹里ちゃん(3)が急死した事件について、
警視庁捜査一課と八王子署は26日までの事情聴取で、竹中院長から「私が薬を間違えた。今後、出来る限りのことをしてつぐないたい」との供述を得た。
このため、同署は竹中院長がフッ化ナトリウム液と劇薬のフッ化水素酸を取り違えたことによる事故と断定、裏付け捜査が終わり次第、竹中院長を業務上過失致死容疑で書類送検する。

調べによると、同医院では、虫歯予防のフッ化ナトリウムが底をついたため、先月十九日、竹中院長の妻悦子さん(59)が八王子市内の薬品業者に「フッ素を一本持って来てほしい」と注文した。
この注文のしかたがあいまいだったこともあって、業者はフッ化水素酸のことと思い、大瓶一本を届け、悦子さんが薬品棚にしまい込んだ。
このびんには「フッ化水素酸」というラベルがはってあった。
竹中院長はこれをよく確認せずにフッ化ナトリウムの小瓶に移し、今月20日に樹里ちゃんが母親に連れられ、虫歯予防のためのフッ素塗布に来院した際にそのまま塗布、樹里ちゃんがフッ化水素酸による中毒を起こし死亡した。
同署では、さらに悦子さん、薬品業者などから事情を聞いて裏付け捜査を進め、竹中院長を書類送検する。

家賃35,000円~?! 八王子で1人暮らしするなら『めじろ台』がオススメ! | 八王子ジャーニー
https://8dabe.com/2021/03/29/palmejirodai/