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都市部、郊外、田舎...どこでの生活が快適なのか。すべての願いを叶える「理想の住み方」とは?

自宅でリモートワークできる職場が増え、住む場所が自由になりやすい時代になってきました。
さらに、最近はメディアで“すてきな田舎暮らし”が紹介されるようになり、田舎の生活に憧れる人も増えてきました。
実際に、都市部、郊外、田舎では、どこでの生活が快適なのでしょうか?

都市部、郊外、田舎のそれぞれのいいところ
mi-mollet(ミモレ)読者にアンケートをとったところ、都市部、郊外、田舎の中では、都市部、もしくは郊外に暮らしている人が多く、同じくらいの数でした。
では、それぞれの場所での生活で「いいところ」は何でしょうか。
●都市部ライフでいいところ
・どこに行くにもアクセスがいい。
・お店や病院などが近くにあって便利。
・外食の選択肢が多い。
・一人でいても他の人の目線を気にしないで済む。
・夜でも明るい。
など。
一番多かった意見は「交通の便がいい」「便利」でした。特に都市部にオフィスがあり、毎日通勤している人は、「通勤時間が短い」のはメリットになります。
また、都市部は色々なお店があるので、買い物をするにも、外食をするにも、選択肢が多いのは魅力です。
●郊外ライフでいいところ
・緑が多く、わりとゆったりした雰囲気。
・同じくらいの家賃でも、都市部よりも少し広い家に住める。
・物価が安い。
・人が多すぎない。
・ほどよく都会でほどよく田舎で、いいとこ取り。
・犬をのびのび飼える。
・車の交通量が少ない。
など。
都市部よりも自然豊かでゆったりしていて、田舎よりもお店などが充実していて都会に出やすいので、「双方のいいとこ取りができる場所」といえます。
大型ショッピングセンターや映画館などが入った商業施設がある地域もあり、場所によっては、都会に遊びに行かなくても、十分楽しめます。
●田舎ライフでいいところ
・自然豊かで、農作物が安くて豊富。
・食べ物や空気が美味しい。
・のんびりした雰囲気がある。
など。
自然と共に生活できるのは、一番の魅力です。おいしい空気、水、食材とのんびりとした雰囲気の中で生活をすると、心を癒やし、“本来の自分”に戻れることでしょう。
ただし、どんなところも、メリットがあれば、デメリットもあります。それぞれの「残念なところ」は何でしょうか。
●都市部ライフで残念なところ
・自然が少なく、人が多い。
・車の交通量が多く、騒々しい。
・家賃と物価が高い。
など。
便利な分だけ人が集まり、家賃や物価は高め。また、緑が少ないので息苦しさを感じてしまう人も。
ただし、都市部でも場所によっては、緑豊かな公園があったり、家賃が安めなところもあったりします。
オフィス街と下町では、雰囲気も違います。東京23区でも地域差が大きいので、自分に合った場所を探すことが重要です。

●郊外ライフで残念なところ
・車がないと不便(鉄道の便が悪い)。
・刺激が少ない。
・ファッション系、美容系のお店が不足している。
・高齢化している。
・企業数が少なく、地元で子育てをしながら働けるところが少ない。
・通勤時間に1時間以上かかる。
など。
「都市部と田舎のいいとこ取りができる」分、都市部に比べると、不便なところがあるのは仕方のないことかもしれません。
都市部を基準に考えると「便利さ」は劣っていて、田舎を基準にすると「自然」は少ないのですが、どこを基準にするのか、という話になってきます。すべてを手に入れるのは難しいですしね。
理想を挙げたらキリがないので、少なくとも、自分にとっての「譲れないこと」「妥協点」を明確にし、それがクリアしているかどうかを大事にしたほうがいいでしょう。
●田舎ライフで残念なところ
・駅から遠く、車が必要。
・近所で噂話が流れやすい。
・求人が少ない。
・習い事や趣味のサークルが少ない。
・雪が積もるので、雪寄せが必要。
など。
自然が多いということは、それだけ「自然に対応しなくてはいけない」ということ。地域によっては、雪寄せのほか、川の洪水や土砂崩れに気を付けなくてはいけなくなります。
自然の猛威は人間では太刀打ちできないことも多いので、軽く考えないことが大切です。