トランスジェンダーの私が市議に 人生変えたコロナ禍、感じた希望:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ9K7G7RQ98PTLC00S.html
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【愛媛】男性から女性に性転換したトランスジェンダーでバー従業員の渡辺啓之さん(49)が4月、松山市議選に初当選した。自ら進んで「客寄せパンダ」となってLGBTQ(性的マイノリティー)などについて啓発し、社会の少数者や弱者に手を差し伸べようとしている。

――トランスジェンダーを自覚したのはいつですか

中学2年の時です。どっちか言うたらぼーっとしてる地味な子でした。性というものが何にもわかってなかった。子どもってどうやって生まれるとか全く。男が好きという性的指向はわかって、考え方が百八十度スコンと変わりました。そこからどっぷりこの世界にはまっていきました。その時は性自認はまだはっきりしなかったですね。

――どう受け止めましたか

悩んだのは1、2日くらい。すぐに外へ救いを求めました。京都に住んでいたのですが、大阪の繁華街にある同性愛の人たちが集まる場所へ逃げました。お友達がたくさんできて、10歳も20歳も年上の人と付き合うようになり。都会が近くてラッキーやったと思います。17歳で「オネエ」として夜のショーパブで踊り出し、20代で性自認はたぶん女だと気づきました。

でも当時のこの世界って『私…

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